Public Art Festival

大湖公園
広大な敷地に視野が開ける大湖公園は別名を「白鷺湖」という。内湖路五段の平坦な場所に位置し、隣には白鷺山、向かいには五指山、忠勇山がそびえる。本来は高山にひっそりと位置する湖で、野鳥、鴨の棲息場所であったが、民国六十八(1979年)年に市民のためのレジャースポット、自然景色の維持を目的に、中国色あふれる自然公園として開発された。

2002台北公共藝術節 親水宣言 WATER CHRPTER
  1. 台北・大湖公園に『水主共同体』出現
台北の西に位置する、白鷺湖として親しまれている大湖公園。その湖面に向かうと、湖面に建つ3階建ての二つの塔が見え、その間を縫うように、筏の上の小さな家が並び、水上の集落のような佇まいがある。
これは、2002年12月14日に開催される『親水宣言 WATER CHARTER Taipei Public Art Festival』における、池田一のアートプロジェクトである。
水主たちの
“親水宣言”
水主共同体の住人
として

 大湖の湖水に近づくと、「水の塔」と呼ばれる塔の、それぞれの階には「水の家」と呼ばれる小屋があるのがわかる。湖面から引き上げられた水が、上階の「水の家」から順に「水の家」を通過して、濾過され、浄化されていく仕組みである。
 この小さな循環システムは、「水主共同体」の最も重要なプロセスと言えるだろう。
共働そして共創の公共空間 『水の塔』『水の家』『水の庭』
橋を境にくびれた、二つの湖面。そのそれぞれの湖面に建つ、二つの「水の塔」に向かって、「水の家」を載せた筏がつづく。更に近づくと、「水の家」の前には水を掬い上げた手の写真(Big Handと、池田一は呼ぶ)が敷かれ、その指先には各種の水耕植物が浮いている。
ここは、『水主共同体』の広場です。ひとりひとりの水を大事にする意識で、植物を育てていく、公共空間です
大湖公園の『水主共同体』は、あなたの参加を待ち受けている
先ず、柄杓で湖水を掬い上げる。「水の家」の煙突部分の口から、ゴミが入らないように慎重に、柄杓の水を注ぐ。「水の家」の内部を通過した水は、Big Handの手の先から、水耕植物に届く。自分と社会と自然の間の、水の流れを自ら知ることが出来る。そして、湖水の汚染具合も身近に感じることが出来るだろう。

「水は、ただ眺めていても何も語ってくれない。水と共にある時、水と共に行為する時、水は多くのものを語りはじめるものです。『水主共同体』というのは、そのような水との共創の場です」

戻る